0

お知らせ

考書(現代文篇)『現代文読解力の開発講座』駿台文庫

2023年04月18日
考書(現代文篇)『現代文読解力の開発講座』駿台文庫

私の経営する志学塾では昨年から本格的に現代文の指導を開始しました。昨年はかつての東進現代文のカリスマ出口旺氏の『システム現代文』を使用しました。これはこれでとてもいい参考書で、生徒の現文の力はきちんと伸びました。ただ浪人をした生徒がいたため、違う教材を探す必要が出、そこで目を付けたのがこの『現代文読解力の開発講座』です。駿台の本格派・霜栄氏の著作で知る人ぞ知る参考書です。

この本のお蔭でウチの塾の生徒の評論読解力は爆発的に伸びました。現代文における読解は、一文一文を正確に客観的に読むことであり、文と文の関係がわかることだ」と霜さんが言う通り、文と文との関係を理解し、更に段落相互の関係を掴んで文章全体を俯瞰する目(私はこれをホーク・アイ=鷹の目と呼んでいます)を持つこと。この威力は凄まじいものでした。

ウチの生徒はこの本を終えてからセンターの過去問の演習に入ったのですが、評論を読む力はグイグイと付いていきました。私大でもMARCHレベルはほとんど苦にせず、早慶上智レベルでもしっかり解けるようになりました。(もちろん、私も「傍線部分析と選択肢の鉄則」で解答の導き方を徹底して指導しましたが)小手先ではない本物の力が付く参考書です。ただし、一人でやるのは少し骨が折れますので、『現代文アクセス』の上位本と位置付けて、MARCHレベル以上を狙う受験生が使用するといいと思います。また、各Lectureの最初に読解力開発問題として本文の100字の要約問題がありますが、1巡目では少しヘビーなので2巡目から取り組んでもいいと思います。これをやれば来年からの共通テストで記述問題が出てもヘッチャラですし、明治や法政の記述も苦になりません。とにかく本物の力が付きます。難関・上位大学を狙う受験生にはおススメです。

ようこそ
丸山古文堂

商品カテゴリー
ページ