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難解な古文にもポイントを押さえた勉強法はある!方法を解説

2023年05月31日
難解な古文にもポイントを押さえた勉強法はある!方法を解説

古文を勉強する場合、趣味で勉強される方はそれほど多くないはずです。古文を勉強するほとんどの方は大学受験のため勉強します。そのような古文ですが、古文は苦手、少し面倒という方が多いようです。

それだけに、古文は何をどう勉強すればよいか、何をどう覚えればよいか、古文勉強法は幅が広いのです。しかし、ある範囲をしっかりと勉強すれば、得点しやすい科目ともいわれます。今回は、古文勉強法について解説します。

 

1.古文は重要な科目

長く、大学入試センター試験といわれた大学入学試験は、令和3年度(2021年)より大学入学共通テストという名称になりました。現在でも、大学入試における重要な試験で、その試験科目にも古文が含まれ、50点の配点があります。

 

大学入学共通テストの国語は配点が200点あり、試験時間が80分です。現代文の配点が100点、古文が50点、漢文も50点です。古文の平均点は35点ほどなので、1問でも多く得点できると入試の結果に大きく影響してきます。

 

世界史や日本史が100点の配点ですから、50点の配点の古文をしっかりと勉強すると、効率よく得点できます。古文は日本史や世界史に比べると覚える範囲は狭いともいわれているので、それだけに古文勉強法が重要なのです。

 

2.古文勉強法の重要ポイント

古文勉強法には重要なポイントが複数あります。古文を現代国語と同種類と考えるよりも、よく似た違う言語と捉えて勉強することがおすすめです。古文については、大学入試の出題傾向を講師が徹底して分析し、古文勉強法を提案しています。なかでも多くの講師が重要と指摘するのが、古文単語と助動詞です。以下でそれぞれについて詳しく解説します。

 

2-1.古文勉強法:古文単語

古文の基本といえるのが古文単語です。古文単語が分かっていれば、長文でも意味が理解しやすくなります。まず、古文単語を暗記し理解すれば、古文はある程度読めるようになるといわれます。そのくらい、古文単語は古文読解の基本になるだけに、しっかり勉強しましょう。大学受験において暗記すべき古文単語は、およそ300語程度といわれています。大学受験に必要な英単語は約5,000といわれていますので、それに比べると、古文単語300は決して難しい数ではないようです。

 

古文単語で注意すべき点は、大半の古文単語は現代語と同じ発音であっても、意味が全く異なる場合もあります。さらに、ひとつの古文単語が複数の意味を持つ多義語の場合もあり、正確に意味を覚えることが必要です。

 

2-2.古文勉強法:助動詞

古文では助動詞も文の意味を決定づける、重要な役割を果たします。助動詞を制する者は古文を制する、とまでいわれるほどです。そもそも古文の助動詞は動詞の末尾に続く語です。助動詞がつくことで、動作の状況や状態が変化したり、表現者の気持ちや考えが付け加えられたりします。古分の主要な助動詞は28個あり、使用法と意味を覚えましょう。

 

古文の助動詞は現代の助動詞よりも種類が多く、各助動詞が複数の意味を持ち、古文には盛んに使用されています。助動詞は、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形の、6つの形に活用します。変化も覚えなければなりません。リズミカルに反復して記憶しましょう。

 

3.入学試験によく出る古典文学作品

そもそも、古文は新しい作品が出てくることはほぼ稀です。どうしても、大学の入試問題として出題される古典作品は限られる傾向があります。大学入試でよく出る古文の文学作品のなかで、『源氏物語』、『徒然草』、『枕草子』が入試に頻出する作品といわれています。対策を立てておきましょう。他にも、『大鏡』に『竹取物語』、『更級日記』や『蜻蛉日記』、『土佐日記』などの日記ものの出題もよくあります。これらの作品については、作品が書かれた背景や著者のプロフィールと、作品のあらすじや登場人物の関係性などを理解しておくことが必要です。

 

物語については、現代語訳も読んでおくと出題されたときに理解がすすみます。また、古典の随筆はよく出題される段があり、事前に現代語訳を読んでおくことも重要です。

 

4.まとめ

少しばかり厄介と感じられる面もある古文ですが、出題される古典作品の傾向もあり、効率的な古文勉強法もあります。古文の基礎といえる古文単語と、古文の大事な文法である助動詞の活用など、基礎をしっかりと覚えましょう。また、入試に出てくる古典文学はある程度決まっています。ある程度背景や中身を知っておくことで、より問題を解きやすくなるでしょう。

 

「志学塾」は東京都西東京市田無にあります。当塾では塾生たちが受験する大学の、過去問の演習とその解説授業を、徹底的に行います。講師たちは、生徒さんの受ける大学の過去問を解きまくるのが日課です。そこから出題傾向を捉え、受験対策を立てていくのです。このように、受験生それぞれのオーダーメイドの受験戦略を把握し、プロ講師が生徒さんの学力の現状を分析して把握します。その上で、生徒さん一人ひとりの現在の学力や、性格にマッチした指導プランを作って、学習を進めてまいります。古文の得点力アップを望む方は当塾へご相談ください。

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