古文が苦手な人へ

最初のつまずきは動詞の「活用の種類」にあり!

「a・i・u・e・o」の母音と段を結び付けよう!

マルさんの長い予備校講師生活の中でも、古文が好きで得意という生徒さんはめったにいません。「先生、古文わけが分からない。何とかして!」という人がほとんどです。

そういう人の最初のつまずきは、たいてい「動詞の活用の種類」にあるようです。つまり「上二段」とか「下二段」とかいうアレです。これが日本語の母音である五段の音「a・i・u・e・o」とちゃんと結び付けて理解できると動詞はスラスラっと流れるように理解できるようになります。(マルプリ用言篇5~6頁)

標準レベルの動詞から入試必出の下二段動詞と複合サ変へ!

そうしたら次に「標準レベルの動詞=カ変・サ変・ナ変・ラ変と下一・上一」をしっかり暗記しましょう。(用言篇13頁・15頁)

さらに「入試で必ず狙われる動詞」=「『得』『寝』『経』『植う』『飢う』『据う』などの下二段動詞と『具す』『信ず』などの複合サ変」を覚えましょう。(用言篇17~20頁)

こうすると、動詞に関してなら早稲田・上智だろうが関関同立だろうがMARCHだろうが、入試問題が全部解けます。そうなると「オッ、入試問題イケるじゃん!」となって、この段階で古文に対する嫌悪感はキレイになくなっています。

動詞をクリアして形容詞・形容動詞から助動詞へ!

そうしたら次は「形容詞・形容動詞の活用」(用言篇21~24頁)「係り結び」(用言篇29~32頁)をマスターすれば、いよいよ「助動詞」に進むことができます。

形容詞のカリ活は助動詞とのカラミでとても大切!

カリ活はしっかり覚えよう!

形容詞自体は入試の文法問題にはあまり出ませんが、助動詞とのカラミで「カリ活」は重要です。

例えば「あしかんなり」。

①「あしかん」を原形に直すと?

②助動詞「なり」の文法的意味は?

撥音便はけっこう重要!

①の答えは形容詞「あし(悪し)」のカリ活用の連体形「あしかる」で、「あしかん」はその撥音便形です。

②の答えは「伝聞・推定」です。実は、撥音便「ん」に付いている「なり」は断定ではなく「伝聞・推定」の助動詞と決まっているのです。

この辺は少し難しいので助動詞篇の25頁でガッチリ説明してありますが、その前にとにかく、「下に助動詞を付けるための活用が形容詞のカリ活用」なので、カリ活用はしっかり暗記してくださいね。暗記の仕方は用言篇21~22頁にバッチリ説明してあります。

「係り結び」は取りあえず法則を覚えておこう!

まずは、「係り結びの法則」を!

「係り結び」は取りあえず、「文中に係助詞の『や・やは・か・かは・なむ・ぞ』があったらその結びは連体形、『こそ』があったら結びは已然形」という「係り結びの法則」を覚えておけば、入試では事足ります。

でも難関大はそれだけではダメなのですよ。

例えば「彼こそわが探し求めしあらまほしきタイプなれど、わが恋は既に破れにけり」の文において「彼こそ」の結びはどうなっているでしょうか?

正解は「結びは流れている」です。では一体どこで流れているのでしょう?

この時に大切なのは係助詞の「こそ」ではなくて「彼こそ」なんですよ。「『彼こそ』何なんだよ?」と突っ込みを入れてみてください。「『彼こそ』私が探し求めていた何なんだよ?-あらまほしきタイプ=理想のタイプなんだよ!」ってなるでしょ。つまり「彼こそ」は「あらまほしきタイプなれ」に係っていくんですが、「なれ」の下に「ど」という接続助詞が付いているでしょ。ということは「こそ」の結びは「なれど」の所で流れてしまっているのです。

本当は、大切なのは「意味上の係りと結び」!

だから、大切なのは係助詞の「こそ」ではなくてその上の「彼」を含んだ「彼こそ」なんですね。「こそ」は「彼」を強めて意味的に「あらまほしきタイプなれ」に係っていってるんです。が、下に「ど」がついちゃったので結びは「流れ」てしまったのです。

これが「係り結び」の本質なのに「係助詞があったら文末は連体形か已然形」という教え方は変ですね。その辺も用言篇の29ページでしっかり解説してあるので、是非読んでみてください。

「結びの流れ」は31頁を読めばバッチリ、それ以外の係り結びの発展用法も31頁にキチンと書いてあるので、これで難関大の「係り結び」対策も万全ですよ。

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