『源氏物語』おススメ参考書

 大学入試で毎年高い出題率を誇る『源氏物語』。といっても原典を受験生が読むことは不可能です。だから、書店の学参コーナーには『源氏』のガイドブックがあふれています。ここではそうした中から、お役立ちと思える3冊をピックアップして紹介しました。ぜひ、これらを読んで『源氏物語』に親しんでください。

「源氏物語ナビBOOK・あさきゆめみしの世界」 講談社

 源氏物語のナビゲーションをあの名作漫画『あさきゆめみし』を使って行ってくれます。前半は主要キャラクターの紹介と各巻きのあらすじ。これは助かります。各巻きに登場する主要キャラクターを知ってからあらすじを読んでいきましょう。とても理解しやすくなっているはずです。そして、なんといっても大和和紀さんの絵は綺麗で格調が高いので、美しいキャラクターの絵を見ながら読むのは、文章だけの解説を読むよりも数倍も印象深く頭に残ります。後半が古文常識の解説です。これもお役立ちです。『源氏物語』を読むために必要な「臣籍降下」「賜姓源氏」などがイラスト入りで解説されています。まさか、あなたは「臣籍降下」「賜姓源氏」を知らずに源氏物語を読んだりはしていませんよね?(実はそういう高校生はたくさんいるのです。困っちゃうなぁ)

「あさきゆめみし」     講談社

 言わずと知れた名作漫画「あさきゆめみし」。フランスでは日本びいきの人を「タタミゼorタタミーゼ」と呼ぶことがあるそうですが、フランス語版も出版されベストセラーになっているそうです。

 この本を読んでいたおかげで模試や入試で出題された『源氏物語』がバッチリできたという報告は生徒からよく受けます。今までにどれほどの受験生が助かったことでしょう。とにかく絵が綺麗で登場人物が美しいので魅了されます。「先生、女性キャラは誰が誰だか見分けがつかなくなっちゃう」と女子高生がよく言いますが、だって源氏の母の桐壷更衣そっくりなのが藤壺中宮で、その姪っ子で中宮にそっくりなのが源氏の最愛の妻紫の上なのですから、似ているのは当たり前と言えば当たり前、でも大和和紀さんはちゃんと各キャラを描き分けてくれていますよ。原典の『源氏物語』に並んで今や日本の誇る文化遺産と言ってもいい作品です。

「源氏物語を3日で極める」スタディカンパニー

 東進時代の先輩講師・板野さんの『源氏物語』のガイド本です。先輩と言っても彼の方が年下ですが、マルさんが40歳で東進デビューした時は既に超有名講師でした。上の二冊と違ってちょっとチャラい光源氏になってますが、源氏物語のキーマン、キーウーマンが個性豊かなキャラとしてイラスト化されていてインパクトがあります。特にそれぞれのキャラを「光源氏:幼い頃に母を失いマザコン化(のちにロリコン化?)し、数多くの女性遍歴を繰り返すなどの端的なキャッチコピーで紹介しているのは、『ゴロ単』の作者:板野さんならでは。源氏がいろいろな女性と何歳の時に関係し、相手も何歳であったかをスッキリまとめた図もお役立ち。「センター古文対策」のページで単語をゴロで覚えるのはおススメできないと書きましたが(板野さん、ゴメンナサイ)、この本はおススメです。

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