マルさんの

おススメ古文単語集

 以下にマルさんおススメの単語集ベスト3を発表します。

 なお、四谷学院に在籍されている方は四谷学院の単語集と55の単語テストを活用されてください。55で単語テストを受けていない現役生と複数の単語集を使って単語力を強化したいという高卒生は以下を参考にしてください。

第1位『合格古文単語380』桐原書店  

第2位『生徒会の一存で古文単語が面白いほど身につく本』中経出版

第3位『品詞別・頻度順 古文単語400』文英堂

 ジャジャーン!マルさんおススメの古文単語集の栄えある第1位は桐原書店の『合格古文単語380』となりました。その理由はこのあとしっかりと述べさせてもらいます。第2位は『生徒会の一存で古文単語が面白いほど身につく本』。これは真面目そうなマルさんがおススメするのは意外な感じかもしれませんが、ちゃんと理由があります。そして第3位が『品詞別・頻度順 古文単語400』品詞別・頻度順にまとまっている単語集は極めて実戦的で、有り難いです。

 ではこの後にそれぞれの単語集の特徴とウリを述べていくことにします。

第1位『合格古文単語380』桐原書店  

面白くてためになる下段の解説

 この単語集のおススメは、なんといってもページの1/3以上を占める下段の解説。ここではその古文単語の語源や時代背景、当時の人々の生活習慣等が読みやすく面白く書かれています。ここを読めばその単語がどうしてそういう意味になるのかが印象深く頭に残ります。単語の意味を忘れてしまってもこの解説記事を思い起こすことで単語の意味が思い出せます。単語の意味は語源と合わせて理解すると忘れにくいのです。

この単語帳の語源解説の詳しさと読みやすさは群を抜いています。単語の意味を覚えようとする前にまず、この下段の解説をじっくり読みましょう。そうすればその単語の意味が自然にスッと頭に入ってきます。                      

画期的なテーマ別の章立て

 おススメの理由その2は、テーマ別の章立て。

 例えば、第一章「風雅と教養」第二章「恋愛と結婚」第六章「信仰心と出家」となっています。実は入試に頻出する古文の3大テーマは「風流」と「恋愛」と「出家」。それらに関連する言葉をまとめて学習できるのは極めて合理的かつ効率的。それぞれのテーマごとに単語を学習していけば、模試や入試の古文がグッと読みやすくなります。自分の得意なテーマを持てばそのテーマに関する文章は楽々読めて高得点をゲットできることは間違いなし。ドンドン得意なテーマを増やしていきましょう!

古文常識の強化に大助かりな付録

 付録には豊富なイラストによって当時の男女の衣服・住居・室内の家具や道具が説明されています。また当時の官位・官職もイラスト付きで解説されています。また、文学史や月の異名や難読漢字、呼応の副詞や敬語などの文法項目もコンパクトに解説されています。こうした古文常識は皆さんが思う以上に古文の読解の助けてくれるのです。

 ぜひ、この付録で古文常識や文学史の知識を身につけて、入試での得点力アップに結び付けましょう。

第2位『生徒会の一存で古文単語が面白いほど身につく本』中経出版

意外に真面目な単語の解説

 最近の古文単語の出版物を見てみようと書店で手に取りました。最初はアニメ好きな現代の若者に媚びたキワモノかと思ったのですが、意外や意外、真面目に詳しくかつ分かり易い単語の解説が施してあったのでビックリしました。レイアウトも1単語1ページでスッキリ。上半分はその単語に関連する「生徒会の一存で」のキャラたちや古文的なイラストが載っており、下半分が単語の語源や意味の解説になっています。この解説が見た目とは違って意外に真面目で詳しくて役に立ちます。この解説を読めばその単語の理解が深まって意味も忘れにくくなること請け合いです。

親しみやすい
アニメキャラとイラスト

 マルさんはアニオタではありませんしロリコンでもありません。どちらかと言えば30~40代の女性の方が・・・。それはさておいて、こうしたアニキャラを使うことによって高校生たちが古文に親しみを感じながら古文単語を身につけてくれるなら、それはよいことだという点と、見た目とはギャップのある真面目な解説という2点によっておススメ古文単語帳の第2位としました。

第3位『品詞別・頻度順 古文単語400』文英堂  

品詞別にまとめてあるのは強い

 品詞別に古文単語がまとめてあるのは超便利!

 アイウエオ順に、しかもいろんな品詞がごちゃ混ぜに並んでいたのでは古文単語を体系的に整理することは出来ません。その点、品詞別にまとめられているこの単語集は助かります。形容詞なら形容詞、副詞なら副詞、動詞なら動詞を集中して覚えることのメリットは大きいです。苦手な品詞を克服すれば、逆に得意な品詞になってくれます。名詞をマスターすれば古文常識に強くなれ、副詞をマスターすれば超頻出の呼応の副詞で文法の得点力のアップが図れます。

 集中して品詞別に得意な単語を増やしていきましょう!

読解でのキイワードは形容詞!

 みなさん、読解でのカギとなる品詞は形容詞です。形容詞には人間の感情を表す言葉が多いため複雑で多義的な言葉が多いのです。

 例えば「はしたなし」。「中途半端だ」というはみんな知っていると思いますが、難関大学の狙う「はしたなし」の意味は何でしょう? それは「そっけない・無愛想だ」です。『蜻蛉日記』の「夫が久しぶりにやってきたのに、私ははしたなき態度を取ってしまった」は、ズバリこの「そっけない態度、無愛想な態度」です。これは『蜻蛉日記』を理解する上でも重要な単語です。

 また「やんごとなし」。みなさんは「高貴だ・身分が高い」という意味は知っていると思いますが、それだけではまったく用を為さないのです。『源氏物語』の「桐壺の巻」の最初の方にはたった15行の間にそれぞれ違った意味の「やんごとなし」が3回出てきます。それぞれの意味は「止むを得ない」「すばらしい」「重んずべき」です。

 さらに「かたはらいたし(傍ら痛し)」。「見苦しい・聞き苦しい・みっともない」の意味は当然として、「恥ずかしい・きまりが悪い」も頻出です。

 このように形容詞はその場面の解釈を左右する重要な意味を持つので、形容詞を集中して覚えると『源氏物語』や『蜻蛉日記』などの入試に頻出する作品が一気に読み易くなるのです。ぜひ、この単語帳で形容詞を得意にして古文の読解力をグンと伸ばしましょう。

テーマ別単語集と品詞別単語集を併用すれば、最強の単語力!

 上でおススメした「テーマ別単語集」で古文単語を語源から丁寧に理解して覚えた上で、「品詞別・頻度別単語集」で再度、整理しなおしたら、とてつもないない単語力が付くことは間違いありません。単語力が付いた後に古文をスラスラ読める快感は受験生にとってはとても魅力的なものでしょう。

 みなさんも、古文単語力を強化して、古文がスラスラ読める快感に目覚めましょう!

その他にもおススメのできる単語集はあるけれど
要は「丁寧な語源・単語解説」

  以上、マルさんのおススメ古文単語集ベスト3を発表しましたが、これ以外にも、第1位の姉妹品とも言える『読んで見て覚える重要古文単語315(桐原書店)』や『フローチャートで覚える頻出古文単語250(駿台文庫)』『出る順に学ぶ頻出古文単語400(Z会)』など、おススメできる単語集は沢山あります。前頁の「古文単語の覚え方」にも書いたように「語源や単語の解説が詳しいこと」が大切なのです。それがしっかりしていれば、学校から配布された単語集でも構いませんし、自分の好みや学び易さで好きなものを選んでくれていいのです。

 「マルさんのコラム」にも書きましたが、マルさん自身、単語テストを作る必要に迫られて古文単語を再度、しっかり学習したら、還暦を前にして古文がグンと読みやすくなってしまったのです。それはショックとも言える経験でした。それほど古文単語を覚える効果は物凄いのです。

 ぜひ、みなさんも自分の愛用の単語集を決めて、古文単語をしっかりと身につけてください。

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